茶栗鼠の映画評論 アイ・アム・サム I am Sam

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アイ・アム・サム I am Sam

まず最初に、本作はブログDEロードショーで御縁を頂いた作品です。
ブログDEロードショーというのは、同じ時期に映画関係のブログの皆さんと一緒に映画を観ようという企画です。
ブログを持ってなくても参加できるそうです。
と言うか、実際の応募期間よりからちょっと過ぎてしまってすいませんでした。
ごめんなさい。

本作『Iam sam』はJUKEBOXのワールダーさんのリクエストです。

管理をなさってるのは、『映画鑑賞の記録』1月の「ブログ DE ロードショー」の感想 / 次回のお知らせ等のmiriさん。
忘却エンドロールの宵乃さん。


で、本作を選んだ経緯は以下のこと。

1・新年早々からあまり重い内容や暗殺シーンなどは観たくないので、感動する作品にしたいと思ったから。
2・親子の愛や絆を通じて、皆さんと一緒に癒されたいと思ったから。
・・・とのことです。


一月初頭に『ファイナル・ディスティネーション2』を観た高校生に酷いことを仰います(そっちの方が酷い。というか、冗談ですので。あと、『こわいものみたさ』のとらさんの大晦日のチョイスも茶栗鼠似です)

069.jpg

非常にポイントが高くなる作品ですね。

さて、茶栗鼠的にはこの映画はどことなく敬遠していた作品で、役者は二人とも好きなんですが(ショーン・ペンとダコタ・ファニング)設定がどことなく純粋な障害者の身に起きた事件により誰か偏見を持っている人が悪者になったり、実生活で問題を持っていたけれどその障害者と触れ合うことで純粋さに気づいたりという使い古された感があるようで、どことなく敬遠していました。


実際、そういう所があります。

あるのはわかりますよね。
わかっても、観ました。
それこそが、ブログDEロードショーのだいご味ではないかと。
ですから、『HOSTEL』やらをリクエストしてもいいんだと(この一行は冗談です)。



しかしですね、かといって、奇麗事ばかりで嫌になったりという邦画でよくみられるような人間性の欠如があまり見られません。あ・ま・り・見られないだけであって、里親に対してはあまり描かれていないために若干、お前何しに来たんだよという気がしないでもないです。2時間を超える大作の本作でこれ以上のカットはできないだろうし、4年半の期間を考えればわからないでもないですね。ですから、観てない人にはわからないかもしれないですが、最後にでてくる里親役の母親と、里親の夫(一言も話さないわりに、最後のルーシーのサッカーシーンでは笑顔で拍手を送っています。何だか駒として使われた感が否めないのかなと。


それと、ダコタ・ファニングの演技はすごくいい感じですが、実際に知的障害と診断された親戚のかたがいらっしゃるそうで。それと、実際に一番、演技がよかったと思うのは、ショーン・ペンがD・ファニングに絵本を読むシーンなのですが、それのダコタのいらいらしているジレンマは現れていたように思います。

i-am-sam.jpg


ミシェル・ファイファーも本作にでています。弁護士役です。でも、ミシェル・ファイファーが敏腕弁護士役をやっているのを観ると、フシギな感じですね。大体、奇麗な顔をされているので、敏腕弁護士としてただでさえ重いフィクション感を増加させてしまったのかもしれないです。

それと、優しい里親のもとで暮らすのが子供自身の感覚としてどれだけ幸せかという、大事そうな問題があまり度外視されているような。
もっと言及すると、母親ではない茶栗鼠ですが、(どう転んでもそうならない)明らかに7歳まで子供を育てるのは大変で、これからも大変なのはいうまでもないですし。それと子育てのシーンが全面的に遊んだりしているわけで、そこが母親の観客からの反感を買ったような気もしますね。

裁判のシーンですが、ショーン・ペンが落ち着かなかったりとか、傍聴席についた友達に挨拶をするとかは普通に裁判官が(又は検事が)どう思うとかとなると、いい方向に転ばないのは目に見えていますね。
ちなみにショーン・ペンの友人役の人の中には知的障害者がでる映画を観ているとなんとなく顔みしりになってしまいますね。『リンガー 替え玉選手権』で観た気がします。

002_20110127125342.jpg
↑は『リンガー 替え玉選手権』

で、全面的なショーン・ペンの演技について語ると、悪くないの一言が適当かと思います。非常にいいんですが、ショーン・ペンのキャリアやレベルからして、実際に知的障害者特有のそれぞれに差異のある動作をするにあたってそれを頻繁的に出してしまった気がします。
『レナードの朝』と言う映画がありまして。それにロバード・デ・ニーロが嗜眠性脳炎にかかってしまった人を演じます。その時のロバード・デ・ニーロが素晴らしくて、知的障害ではないのですが、比べてしまった感じがあります。これは『レナードの朝』を観てないと共感できないと思いますが。ちなみにいうと『トロピックサンダー』という映画で、アダム・サンドラーが映画内で知的障害者の役を演じたので映画内で悪評を呼んだ、という話があるように非常に難しい役柄だというのは分かると思います。(ちなみに『トロピックサンダー』は風刺的要素が強いので、主人公が知的障害者なのに役者は「健常者」というジレンマを風刺したようです)

D_080308223830.jpg

結局、ショーン・ペンはいい役者さんという着地点に収まると思います。

で、茶栗鼠は洋楽好きという割にはビートルズに対する知識は浅いので、マイケル・ジャクソンが好きということで折り合いをつけさせて頂ければ嬉しいです。つまり、ラジオ・ヒッチコックさんが仰っていましたが、ビートルズのナンバーの使い方がカバーのみ、と。そう言われれば違和感があるようですが、他のみなさん(何人かは気に入ったと言ってました)はどう思ったんでしょうか。
あと、特典で知ったんですが、ビートルズの曲は知的障害者の集会に行った際に認知度が高い為に、使用が決まったという経緯があるそうです。事実、本作ではサムはショーン・ペンよりもビートルズの知識を持ってるみたいですね。

あと、miriさんが言ってましたが、撮影の仕方は非常に独特で臨場感のある手ぶれ+ジャンプカット風(実際にジャンプ・カットもあります)のところは好き嫌いがわかれますね。
本作の点数をつけるのは大変骨の折れるところだと思います。

非常に嫌いなところと、言葉がでないで涙がでてくるところのある作品でした。

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テーマ : 映画紹介
ジャンル : 映画

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こんにちは☆

鑑賞とレビューだけでなく、みなさんのブログを周っても下さったのね、有難う~!
あと、いろんな映画のこと、よくご存じで、茶栗鼠君ならではの映画評論になりましたね。

>里親の夫(一言も話さないわりに、最後のルーシーのサッカーシーンでは笑顔で拍手を送っています。何だか駒として使われた感が否めないのかなと。

ココですけど、結構描かないといけないシーンをカットしていると思いました。
(要らないシーンが長いし)

>それと子育てのシーンが全面的に遊んだりしているわけで、そこが母親の観客からの反感を買ったような気もしますね。

ハハハハハ・・・そういう事ですね、簡単に言うと。
よくぞ分かって下さいました☆

記録の方にリンクさせていただきますね~!
遅くなるのは構わないので、気にしないでね☆
リクエストはいつでも待っています。ホラーでも登録はさせて頂きますよ~。

では、またね~♪

こんにちは

里親の父親の方は存在を忘れてしまいそうなくらい描かれてませんでしたね。というか実際、今まで忘れてました(笑)
二度ほど決断しなければいけないことがあったはずですが、その時あの夫婦はちゃんと話し合ったのかと、ちょっと心配になります。

ビートルズの曲のほうは、わたしもよく知らないので気になりませんでしたね~。何曲使われていたのかも分らないくらいなので。もしかしたら、カバーじゃなければもっと印象に残っていたのかな?

>非常に嫌いなところと、言葉がでないで涙がでてくるところのある作品でした。

同感です。感動もあったのに、嫌なところがあると、その後は楽しめなくなってしまうんですよね・・・。

No title

miriさん、コメントありがとうございます。
いやぁ、みなさんの評論とかを読むのとかもブログDEロードショーのだいご味かと思いまして・・・。

いつまでたっても時間にルーズなので申し訳ないです。でも、今度も参加したいのでお願いしますね^^

No title

宵乃さん、コメントありがとうございます。

里親(父)の話もあると『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな時間になるので、時間配分的には無理だったんでしょうねぇ・・・。

そうですねぇ・・。ビートルズの曲は、知っている人にとって無茶なカバーだったようですね。オリジナルで使うと莫大な費用になるから、確かにわからないでもなかったんですが・・・・愛着のある人には無理があったみたいですね。

こう・・・、人間がちゃんと描かれている+親子の愛情(または絆)というものがしっかりと感じられるわりに、どことなく里親(父)とか、無茶なところがあったようで。
まぁ、それはどことなく想像できてたんですがねぇ。

はじめまして

こんにちは、 茶栗鼠さん。
今回作品を選ばさせていただきました、「JUKEBOX」のワールダーと申します。

敬遠されていた作品のようでしたが、ブログDEロードショーのだいご味と感じていただき、こうして参加していただき選んだ立場としては嬉しいものです。ありがとうございます。

物議を醸す作品ですので、今回否定的な意見の方が多く見受けられました。
茶栗鼠さんのレビューに書かれているように、ツッコミ所も多数ありますし・・・。
それでも作品の中にある「テーマ」を何か感じて頂ければと願うばかりです。
色々な意見がありますが、茶栗鼠さんのユーモアのある独特の視点からの意見はとても参考になりました。

今回はお忙しい中、鑑賞とレビューをありがとうございました。

No title

ワールダーさん、コメントありがとうございます。
いやぁ、ブログDEロードショーは楽しいですよね。

「テーマ」は親子の愛じゃないかと(または絆)思って楽しく見てましたが、どことなく不合理なところがあるように見えたので、満点にはなりませんでした(>_<)。

キャストも好きで、かなり成功しているわりに、敬遠していた作品ですので、背中を押してくださってありがとうございます^^。
プロフィール

茶栗鼠

Author:茶栗鼠
洋画、海外テレビドラマ、猫について語るブログです。
1992年7月11日生まれ。九州男児。

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