茶栗鼠の映画評論 シングル・マン(Single men)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シングル・マン(Single men)

非常に芸術的な映画でした。
まじめな映画なのでゲイ術的とはいいません。
笑撃という言葉も嫌いです。ちゃっちぃですが。

 というか、茶栗鼠は同性愛者に対してイデオロギー的に抵抗がありません。茶栗鼠はストレートですが。ゲイはキモイから笑える、という発言があるブログであったんですが、それだけじゃないと思いますね。
 あと、日本のはるな愛さんなどの所謂、おねぇキャラに関しては嫌いなんですよ。同性愛者がカミングアウトするなり、カの人たちみたいになる、又はそういう人という偏見ができるかもしれないです。
 親に同性愛をカミングアウトする所なんかはお涙ちょうだいな所がありますけれど、ケース・バイ・ケースなのところもありますし、テレビでやると薄っぺらくなると思います。
 まぁ、『ブロークバック・マウンテン』は観ないですけどね。興味があんまりないので。

 で、本作はトム・フォード初監督作品。
 
 

     A_Single_Man_Final_Poster.jpg


それで、ですね、これはゲイ映画、と呼ばれていたり、ジュリアン・ムーアとの話かと思ったとか。
ゲイ映画、っていうのは、色々な場合に使うと差別的か、わけがわからなかった時のジャンル分けにされそうで怖いですね。この映画は非常に繊細で、無駄骨か『前兆と日常』のどちらかなのかわかりずらかったり。
いろいろと勘違いされてしまいそうですが、どうしてこの映画が適当な公開館数しかないのか納得いきません。

それと、

『なんだよ! ゲイ映画かよ!』
とか文句をほざいてる携帯小説映画人どもには、わかりません。というかわかってほしくない。
仮にそういう人々(携帯小説映画人)はイーサン&ジョエル・コーエン監督を知らず、なんとなくアカデミー賞って文字があったんでゴキブリホイホイに引っかかったそれみたく『ノ―・カントリー』(しっかりした題名で呼ぶなら、『ノ―・カントリー・フォー・オールド・メン』です。『ノ―・カントリー』だけなら『国ではない』『国無しで~』という意味になります。)借りて、わけがわからずに批判するのです。
(ちなみに、イーサン&ジョエル・コーエン監督作品は彼らの歴代の作品を、彼らの作品としったうえで鑑賞していくうちに、彼らの世界観に対して非常に好意的でわくわくさせられるものだと茶栗鼠は思います。また、一見様限定的なことは常ではなく、『オー・マイ・ブラザー』『バッド・サンタ』(続編制作中とのこと)などがあります)

tomford1.jpg


 それで本作はトム・フォードが監督をしているということで、『ゲイの方』なら楽しめる、という軽率な発言が多いようです。まぁ、ゲイにこしたことはないんでしょうが、(はじめて言った)別にそれは関係がないと思います。しかし彼は本作において語りたいことはもう語った、と仰っております。また次回作は、「単純に笑えるコメディ映画」だとか。彼の芸術的な面と、映画に対する観客に対するエンターテイメント要素が伺えるとおもいます。

 ただ、茶栗鼠はゲイ映画として観てないので、第一、ゲイ映画って呼べる映画は『ブロークバック・マウンテン』ぐらいじゃねぇげこ、と思っております。
 なので茶栗鼠的には、恋愛映画またはシリアスな映画として観ています。(その日に死ぬと決めてた日に、現実の美しさを知るという筋の)

 single-man02.jpg
 
 後、ジュリアン・ムーアがも印象的でした。空回りしている、と言われるキャラクターでした。しかし、あまり愛していない男と結婚して、アメリカに移住した。その間にでた子供が独り立ちした。そのあとに離婚。そして昔、懇意にしていたコリン・ファースに復縁を求めてしまう。というのは当然の流れなのですし、60年代を生きる彼女が復縁を諦めることはないのがわかりますね。
 しかし、ジョージ(コリン・ファース)にそんなことはない。

 Nicolas Hoult A Single Man

 みんな、映像がいいと言っていますが、斬新でした。斬新でありつつ、奇麗でもあるんですが、違和感がなかったです。  

 全面的な緊張感を茶栗鼠は感じました。それはこれから死のうとする為のものだと思うのですが、その曖昧な緊張感が長く、そこが理解されずらかったかもしれないです。というか、このシーンはこう!という意味はそれほどなく、ラストへのイベントの数々といった印象です。
  

『そんな世界なら、死んでもいい』(冒頭の会話。なんでもかんでも複線や含蓄があるかもしれないですね)にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
スポンサーサイト

テーマ : 映画監督
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ほんとに色んな映画を観ていらっしゃって凄いです~。

『シングルマン』は見た人の間で評価が割れた感じだったんですが
茶さんのレビューを読ませて頂いて、
これはやっぱり観なくてはと思いました!

これからも素敵なレビューを楽しみにしていますね。
遅くなりましたが、どうか今年もヨロシクお願い致します☆

No title

あけぼのさん、コメントありがとうございます。
『シングル・マン』はあまり直接的な説教とかがないので、賛否両論になるのは間違いない作品です。しかし決して面白くないわけではないので、映画好きとして観るのなら、いいのかなぁと思います。

あけぼのさんのブログは日本では報道されないマイノリティ事情が正しく教えてくださるので嬉しいです。どうか今年もよろしくお願いします。(>_<)。
プロフィール

茶栗鼠

Author:茶栗鼠
洋画、海外テレビドラマ、猫について語るブログです。
1992年7月11日生まれ。九州男児。

最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。