茶栗鼠の映画評論 乱歩地獄

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乱歩地獄

最近知った作家さんで、小林泰三(やすみ)さんという方がいらっしゃいまして、その方の小説が面白いので、久々に書評も書こうかと思っています。 
   
20世紀を輝いた推理作家、江戸川乱歩が遺した最悪にノワールな地獄たちを、大胆に映像化した作品。
奇抜さを期待して借りた茶栗鼠ですが、さすがにこれはないなぁと思いました。
ホラー映画が好きな茶栗鼠ですが、邦画はあまり好きじゃありませんね。実際、邦画は観ることが少ないですし。
良作も多いのはちゃんと知ってますよ?でも、拝金主義で話題つくりのそれらに対して、芸術性や奇抜性、演技力が欲しい茶栗鼠はどうも好きになれない要素が多いです。
ですが、『蟲』での腐敗やそれを食い止めようとするのはよかったです。


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 狂った世界。

ちなみに、この作品、映像か不可能とまで言われた作品を大胆にアレンジを加えた作品です。
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『火星の運河』
数分程度の作品の割に、3分45秒は無音という嫌がらせで構築された作品。
登場する浅野忠信、加賀谷香、Shanが服を着ていることも一切なく、アニー・リーボヴィッツの写真より受け取り方が様々な映画ですね。
こう、世界で一つしかない水たまりのような窪地。
理解に苦しみますね。

『鏡地獄』
「全てが鏡に覆われている球体の中に入ったら、何が見えるのか-----」
全面的にSMの性的倒錯部分が鬱陶しいなと思わせてくれます。
まぁ、オチがしっかりしていてよかったです。


『芋虫』
 戦争から帰国した夫は、四肢を失っていた。
 服従。サディズム。
「虫の手足って、また生えるんだ」と松田龍平が言っていましたが。
嫌いな俳優さんじゃないですが、松田さんの演技が微妙でした

『蟲』
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あらすじ:時折聞こえる、タクシー運転手が悩まさられる蟲の存在。皮膚科の医者は精神病院を進めてきて・・・・。
ストーキングする女優を殺して、腐敗から救うというお話ですが、あれだけの精神病質者を描くのはう中々いいレベルだと思います。
それと女優の髪の広がり方がすごく蟲っぽくてよかった。
浅野さんが、ブリーフ一枚で徘徊したりするのもよかったです。

▼感想。

で、よく告知で、映像か不可能って書いてありますが、それなら映像化しなきゃいいんじゃ・・・・・・と思ってる茶栗鼠はリアリスティックでしょうかねぇ。
さすがに『火星の運河』はなかったですね。あれは何なのでしょう

浅野さんが演技のできる人でよかったと、思わせること限りないです。

でも、この映画には全般的に人間が描かれています。人がパラパラでてくるんじゃなくて、人と人から染み出していく、醜悪な性的倒錯の気配に、生理的嫌悪感を抱かずにはいられません。そういう意味で、キミワルイ以外の意味合いで、記憶に残る映画となっております。

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それと『鏡地獄』オチは相当いいのですが、ちょっと複線という物が分かりずらいですし、オチとしていいのに、それの衝撃を抑えようとしているのが逆に推理物としてのインパクトを崩しすぎて、バランスがおかしい深夜番組みたいになってしまいました。

『芋虫』にても、異常な性的倒錯を前面に出して、明智小五郎が怪人20面相を観察するという事も何か変わっているのかもしれません。

さて、そんなこんなで全面的な評価で、『火星の運河』がディティールのなさが足をひっぱり、『芋虫』性交時のウザさが低俗なものして、最終的な結果は、★★★
です。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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茶栗鼠

Author:茶栗鼠
洋画、海外テレビドラマ、猫について語るブログです。
1992年7月11日生まれ。九州男児。

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