茶栗鼠の映画評論 酔いどれ天使

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酔いどれ天使

ミュージカル映画にはまりそうです。
「雨に唄えば」を観て感動するJKはいないでしょうか?
ていうかね、それなら霊能力者の人が多そうですね。

それと、11日(金)または12日(土)は茶栗鼠の映画評論thirdチャットを開催する予定です。
どっちがいいか仰ってくださいね。

黒澤明監督、映画人の中では人気ですが、どうして若い人が観ないんでしょう。
いつでも思うんですが、どうして邦画が人気なのかな?って思います。

前置き。
日本の巨匠、黒澤明監督が作ったヒューマン映画作品には医療三部作があります。
『酔いどれ天使』(48年 志村喬主演)
『静かなる決闘』(49年 三船敏郎主演)
『赤ひげ』   (65年 三船敏郎主演)


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↑は若い時の三船さん。

いやぁ、いい作品ですよ。全部。
後の三船さんが演じる「赤ひげ」と通じるところがあっていいです。
うん。
実際、このご時世で昼間っから酒飲んでるお医者さんは普通に放映できないでしょうね。映画リンリン協会が、いや、映画倫理協会から
許可してくれないでしょうね。
志村さんは、三船さんが病気なんて怖くない!とかツンツンしてるのをいいことに、
「お前の命なんて用はない!お前の体の中にある病原菌に用があるんだ!」
 というところがよかったです。
 
 観ていて思ったんですが、志村さんて、観た目変わらないですね
 (別に三船さんが年をとって、むさ苦しいおじさん渋いお方になったといってるわけじゃない)

 で、語りますけれど、病気と闘うに当たって、昔からあるように「病は気から」というのは大事ですね。これは自律神経を正常に働かせるためにポジティブにいて、ストレスをためなければ、体がよく働くという医学的な見地からの意見でもあるでしょう。
ですけれど、やはり病は気から。この映画の三船さんのように、死を覚悟した行動だとか、暴力にうったえかけたりだとか、そんなことでは病は回復しない。
そういったことをちゃんと全面を通して伝えてくれていますね。
それと、この闇市を出たところにどぶ沼があって、菌がうじゃうじゃしてる公害の原産地であるわけですが、その闇市の酒屋で働く千石さんがこんなことをいうんですね。
「私の郷里(くに)は、なんもない所だけれど、町の真ん中を水がきれいな川が流れているのよ」
 つまりこれは、環境問題や、人があふれかえりすぎた無頼の都、東京を現実的に描いた作品という見方もあります。

劇中、志村さんが「ヤクザが怖いなんて、迷信だ!」というセリフがありますが、それほどまでに理性を大事にする医師の気持ちがちゃんと描かれているので、ずしりとくるセリフでしたね。人間性が描けていれば、いいたいことをその人物に言わせることができる(またはわかりやすくなる)わけですし。

 それとですね、中学生ぐらいの女の子が結核的な病気にかかってるのです。ですけれど、彼女は理性を持って、病気と向き合って対処した結果、回復したというサイドストーリーもいいですね。

千石さんが、酒屋のお嬢さん役をしてましたが、意外と普通の役でしたね。

ちなみにこの映画で使われる大きな闇市のオープンセットですが。山本監督さん?の作った映画のセットをたらい回しにしたみたいですね。
すごいです。
この映画はですねぇ、ヤクザに限らず、暴力だけですべてを解決しようという傾向を否定する映画ですね。ヒューマニズムの最高峰です。

drunken_angel_01.jpg

あと、終戦直後なんて、卵がやたいで平たいケースに入れられています。
「これ新しい奴?」
と、志村さんが訊いて、「病人に飲ませるんだからね」と慈悲ありげにいうシーンがあります。それで、もちろん白黒なんですが卵が異様に目立たせて描いていたのがうよかったですね。
ちなみに、古い奴だったらひよこちゃんが羽化しちゃってたらしいですね。

そんなこんなで高い評価です。★★★★★。
非の打ちどころがないですねぇ。

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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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Author:茶栗鼠
洋画、海外テレビドラマ、猫について語るブログです。
1992年7月11日生まれ。九州男児。

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