茶栗鼠の映画評論 おくりびと ★★

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おくりびと ★★

最近、家庭で映画を観すぎたので数年ぶりに映画館に足を運ぼうと思いますが、何を観ていいやらで・・・。

現在、日本アカデミー賞ノミネート作品各点数
『マジック・アワーズ』 99点
『パコと魔法の絵本』 100点
『おくりびと』      57点


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予想を大きく下回る内容となったのは、茶色がすべてのことにヒューマニズムを追求したからにあります。
と、いうのもどうしてこの映画の登場人物はこのような行動をとったんだろう、という疑問符が付いて回ると「所詮、邦画の域を出ないか」と思わせしまいます。

あと、これがアカデミー賞にノミネートされたと聞いて驚き、受賞したのを思い出し、日本での受賞は風評の結果だなぁと思いました。

しかし米国アカデミー協会はほぼ60歳以上で、作品の褒めている箇所が日本の場所とは食い違っていたり。
それと明記しておきたいのが、黒沢監督の『デルス・ウザーラ』『羅生門』。ちなみに前者はソビエト映画ですが。
史上初の快挙って言いたいがために、マスコミの作品本来の視点から大きく外れた慇懃無礼な賛美はどうもいただけない。

出来事が都合よすぎで、邦画らしさが抜けない。


映画としては、まぁ、普通かなってレベルなんです。


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前半の内容。

チェロ奏者の小林(本木さん)は楽団を辞めることになり、妻と一緒に帰郷する。
その際、妻の寛容性を非常にしめすかたちとなった。
帰郷し、新しい職として旅行代理店の面接に行こうとするも、そこは納棺の業者。
彼は才能を瞬時に見出され、そのちらの世界へと足を踏み入れていく。
旧友と再会し、納棺の職にもありがたみを見出すが・・・・・。


あと、中盤から本木さん扮する小林、つまり納棺士がいきなり攻撃されはじめます。

どーも邦画的ないきなり感ががいなめず、セリフにも迫るとこがなく、葬儀そのものも再現VTRを観ているかのような節がありました。

というか、序盤で納棺してくれてありがとうといわせておいて、途中から納棺は良くないよねって話になります。

あとですね、田舎といいますが、現代社会人が孤立化する要因として、当てはまる要素が一つもない地域はそうそうありませんよ。山形は、百万都市じゃないにせよ、しっかりと町もあるでしょうし。
どこか閉鎖的な雰囲気にしておきながら、マンション建てる近代化の波を押そうとする人が、

戦争中にこの非国民めェッ!

とか言いそうな、納棺をはなから勘違いしてる懐古的過ぎる昔の友達とか。
自分の娘があいさつしたら、「あいさつなんてしなくていい!」って、そんなこと言う人いないでしょう。

昔の友人が納棺をやっていたら、娘に挨拶を制する人います?


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それと本木さんチェロ弾き過ぎ。
それが何を意味するのか、気取り過ぎてて分かりづらい。

で、序盤で納棺がいいものだといっておいて、中盤で貶しておいて、その後また納棺に感謝をされることがあって。
そいういう構築はうまいと思いますが、反対→賛成で万歳という邦画独特の流れが作り出されています。
簡単なサクセスストーリーです。いうなれば。



あと、お婆ちゃんが前にルーズ・ソックス履きたいって言ってたんで、足袋の代わりにしていいですか?と、葬儀に笑いながらいう女子高生とか。

フグの白子をあぶって塩で食べる。しかも植物園化した社長室で。
そのシーンをアカデミー賞授章式の際、山崎さんに意味深いシーンでしたといったアナウンサーに、山崎さんが

「どんな意味があったの?」

と一言放ったのがすごかったでした。
生放送は怖いですネ!


どこか辺鄙な部分もあって、そこは評価できます。


第一、山崎さんと笹野高史さん以外の演技レベルが中途半端というか最高レベルではないので役に見合っていたかという断言は一切できません。
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ネタばれですが、
赤ちゃんができます。

それは広末が、納棺とか意味不!とか騒いで実家に帰ってきて、いきなり戻ってきての発言です。

それが何だかナァ・・・・・・。
しかも、妊娠発覚してすぐに銭湯のおばさんが亡くなるという、構築加減さ。

銭湯のおばさんの息子と本木さんが友人なのですが、その友人が納棺万歳!っていうために死んだも同然なんですね。これ。
ドラマチックにしようとし過ぎて、現実味が薄れたんです。


ここまで批判しておいて、なんですが、★はないことはないです

ただ山崎努さんと、笹野高史さんのパートが素晴らしい。
泣かせようという努力と、それに比例する効果はありました。


かといって、タコを海に棄てるというおばか加減。

当てもなく故郷に帰ること、女が簡単について行くのも安直。
広末さんが、ただ頭の悪い人に思えるし。妊娠して帰ってきて、仕事を認めたのかなって感じで。


それと、小さい頃に自分を捨てた因縁の父を納棺できるのか!という所。
実は同じところで働く女性は、6才の息子を捨てて出ていったのダァという展開。

後半になって人を死なせ過ぎて、しかもご都合主義的な展開が続きます。
これは痛い。

っていうか、おやじさん、石のこと引っ張り過ぎ。石の複線が張ってつけたみたいで嫌だった。期待してたならまだしも、期待もしてなかったわけでしょ?それ一歩間違えれば狂信的ですよね。


すべての出来事が張ってつけたようで、納棺の実際の仕事とかけ離れているようでいやでした。

普通に邦画な映画でした。
★★


久石譲さんの音楽はよかったです。
ではでは。


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No title

アカデミー賞受賞作品ということで、こちらでも劇場公開されていたんですけど、茶さんのレビューを読ませて頂いて、DVD待ちで正解だったと思えてきました^^
そして『マジックアワー』は99点なんですねv
あの映画はほんと楽しかったです☆
ということは『パコと魔法の絵本』は必見!
DVD探してみます♪

No title

あけぼのさん、コメントありがとうございます。
そちらでも公開されてたんですねぇ~。
マジック・アワーは邦画とは思えないセンスの良さで、びっくりでした。
歴史的な感違い加減で・・・・・
そうですねぇ、『パコ~』は最高に泣けたりする映画でしたので、ご覧になられたらいいですよ^^/
プロフィール

茶栗鼠

Author:茶栗鼠
洋画、海外テレビドラマ、猫について語るブログです。
1992年7月11日生まれ。九州男児。

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